大学受験レベルの過去問解説

イングリッシュ道場では授業外でも毎週、 生徒さんのレベルに合わせた問題と解説を メールやLINEでお送りしています。   このページでは、これまでに生徒さんに お送りしたメールやLINEの中から、 大学受験レベルの問題を一部ご紹介します。       否定疑問文に関する問題 問題の前に、否定疑問文の答え方を解説します。 「あなたは高校生です。」というテーマを例にします。   次の質問の答えは簡単ですね。   通常の疑問文 Are you a high school student? 「あなたは高校生ですか?」   (○)Yes, I am. 「はい、そうです。」 (×)No,I’m not. 「いいえ、ちがいます。」     それでは、この場合はどんな答えになるでしょうか?   否定疑問文 Aren’t you a high school student? 「あなたは高校生ではないのですか?」   この場合も、答えは「Are you〜?」のときと同じになります。   (○)Yes, I am. 「いいえ、高校生です。」 (×)No, I’m not. 「はい、高校生ではありません。」     「Are you〜?」でも「Aren’t you〜?」でも 答え方は同じで、日本語の訳は無視します!   【重要】否定の疑問文は、肯定の疑問文に変えよう! 「Aren’t you〜?」で聞かれたら、 「Are you〜?」に変えて答える!       それでは、ここで練習問題!     【問題】答えはAか?Bか? (*Mr. Mamiya is a teacher.)   Q: Isn’t Mr. Mamiya a teacher?   A: Yes, he is. B: No, he isn’t.     【問題】答えはAか?Bか? (*Nancy likes grapes.)   Q: Doesn’t Nancy like grapes?   A: Yes, she does. B: No, she doesn’t.     【問題】答えはAか?Bか? (*Yui didn’t eat lunch.)   Q: Didn’t Yui have lunch?   A: Yes, she did. B: No, she didn’t.         お疲れ様でした! それではまた。ファイトー!   他のレベルの問題と解説はこちら   南山大学受験の問題解説はこちら  ...
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英単語の後ろにつける「en」の使い方

イングリッシュ道場 講師の間宮隆量です! 「en」を使いこなしてボキャブラリーを増やせー!     shorten「短くする」「短くなる」 short(短い)+en(~にする、~になる)   en「~にする」「~になる」を覚えてねー!       単語の後にenがつくと「~にする」「~になる」! weak(弱い)+en →weaken「弱くする」「弱くなる」   wide(広い)+en →widen「広くする」「広くなる」   broad(広い)+en →broaden「広くする」「広くなる」   deep(深い)+en →deepen「深くする」「深くなる」   threat(おどし、脅迫)+en →threaten「おどす」「脅迫する」   light(明るい、軽い)+en →lighten「明るくする」「明るくなる」「軽くする」「軽くなる」   loose(ゆるんだ)+en →loosen「ゆるめる」「ゆるむ」 日本語でルーズだねーは lose ではなくて loose(ルース)   tight(ピンと張った、服などがきつい)+en →tighten「ピンと張る」「きびしくする」   high(高い)の名詞形がheight(高さ) height(高さ)+en →heighten「高くする」「高くなる」   long(長い)の名詞形がlength(長さ) length(長さ)+en →lengthen「長くする」「長くなる」   white(白い)+en →whiten「白くする」「漂白する」     John shortened his trip due to illness. 「病気のためジョンは旅行を短くした。」   She became so tall that she had to lengthen her skirts. 「彼女はとても背が高くなったのでスカート丈を長くしなければならなかった。」         単語の前にenがついても動詞になる! en+~「~にする」!   en+joy(喜び) →enjoy「喜ばす」→「楽しむ」   en+large(大きい) →enlarge「大きくする」   en+rich(豊かな) →enrich「豊かにする」   en+sure(確かな) →ensure「確かにする」   en+danger(危険) →endanger「危険にさらす」   en+able(~できる) →enable「~できるようにする」   en+courage(勇気) →encourage「勇気づける」「励ます」   en+title(資格、題) →entitle「資格を与える」「題をつける」     【例文】 Your help enabled me to finish the work right away. あなたの助けが私をすぐに仕事を終わらせることが出来るようにしてくれた。 →「あなたが手助けしてくれたので私はすぐに仕事を終わらせることが出来た。」   The discovery of oil enriched the country. 石油の発見がその国を豊かにした。 →「石油を発見したためその国は豊かになった。」       お疲れ様でした! それではまた。ファイトー!...
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concentrate(集中する)の意味を語源で解説! 語源の「con」と「center(中心)」にも注目!

イングリッシュ道場 講師の間宮隆量です!     『concentrate』という単語について 生徒さんへLINEで解説させていただきました!   「英検2級」、「英検準2級」での頻出単語なので、 このページで詳しくマスターしてしまいましょう!       『concentrate』は「(集中する)」という意味ですが、 今後しっかり活用できるよう、語源で覚えていきましょう!       語源で覚えよう! concentrate con(いっしょに)+centr(中心 = center) それぞれがいっしょに気持ちを中心に向かわせる → 集中する     「tion」を単語に足すとconcentration(集中)という名詞になります。   後ろに「on」を置くことで「concentrate on〜(〜に集中する)」という意味を使うことができます。       そしてこの「con(いっしょに)」というのは、 実は「com」と同じなんです!   これを覚えておくと便利なんですね!     例えば、“会社”という意味の「company」ですが、この単語の語源はラテン語で 「com(いっしょに)」+「pan(パン)」に分けられ、 「いっしょにパンを食べる人」「仲間」という意味になります。 そこから「いっしょにパンを食べる所 → 会社」になっているんですね!     かけ離れていますが「concentrate」と「company」に こんな共通点があったなんて普通思わないですよね!     『concentrate』を使った例文 He She concentrated on her new work.     お疲れ様でした! それではまたファイトー!       生徒さん一人ひとりに定期的にこのようにLINEでサポートしています♪ ...
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predict(予言する)の意味を語源で解説! 語源の「pre」と「dict」にも注目!

イングリッシュ道場 講師の間宮隆量です!     『predict』という単語について 生徒さんへLINEで解説させていただきました!   「英検2級」での頻出単語なので、 このページで詳しくマスターしてしまいましょう!       『predict』は「(予言する)」という意味ですが、 今後しっかり活用できるよう、語源で覚えていきましょう!       語源で覚えよう! predict pre(前もって)+dict(言う) 前もって言う → 予言する     この「dict (言う)」という語源を覚えておくと便利ですよ!   “辞書”でおなじみの「dictionary」は実はここから来ていて、 この語源は「言葉を集めたもの」。そこから「辞書」になっています!   他にも「dictation(言ったことを書き取る)」なんかも同じですね!   『predict』を使った例文 He predicted an earthquake would happen.       お疲れ様でした! それではまたファイトー!       生徒さん一人ひとりに定期的にこのようにLINEでサポートしています♪ ...
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nullify(無効にする)の意味を語源で解説!「annul」や「nihil(ニヒル)」との関係にも注目!

イングリッシュ道場 講師の間宮隆量です。     『nullify』は、英検1級の頻出単語です。 「無効にする」「取り消す」という意味です。   英検1級以外では出にくく、 「知らない単語であること前提」で扱われます。     そんな難しいイメージの単語ですが、 語源で考えれば実はカンタンに覚えられます!   記憶の負担にならないので、 このページでさくっとマスターして、 試験でも安心して答えられるようにしちゃいましょう!     『nullify』を語源で覚えよう! さて、『nullify』は 「無効にする」「取り消す」という意味でしたね。   語源で考えると、 「null+ify」という2語で成り立っています。     語源で覚えよう! nullify null(無の、何もない)+ify(動詞化:~にする) 「無効にする」「取り消す」     「null」は 「non(無の)」や 「not any(ゼロの、なにもない)」 と同じだと覚えておくといいですね!     ちなみに、影のあるカッコいい人を 「ニヒルな人」と言いますよね。   この「nihil(ニヒル)」も実は「null」から来ているんです。   (和製英語ではカッコいいポジティブな意味ですが、 本来の英語では「無感情で冷淡な人」という ネガティブなニュアンスになるので注意が必要です)           『nullify』を使った3つの例文 (※太字は英検1級頻出単語です。)     『nullify』を使った例文1 The teacher who was given disciplinary dismissal filed suit to nullify the action, but the plaintiff lost the case in the Supreme Court.   この例文は、文法は複雑ではありませんが、 nullify以外にも英検1級の頻出単語が4つ入っています。 重要なのでついでにチェックしていきましょう!   disciplinary(規律の、訓練の、懲戒的な) ※disciplineの形容詞形 (集団、組織における行動の)規律 (精神修養の)訓練 (訓練のための)罰 disciplinary action(懲戒処分) disciplinary dismissal(懲戒免職)   file(ファイル、書類とじ)(提出する)(申し立てる) (書類を)綴じ込む、保管する、提出する (苦情、請求、要求、訴えを書き込んだ書類を)提出する→申し立てる、訴訟する file suit(訴訟を起こす)   plaintiff(原告)=accuser(原告) 【対義語】defendant(被告)=accused(被告)   Supreme Court(最高裁判所) supreme(最高の)+court(裁判所)         『nullify』を使った例文2 The defensive measures were designed to destroy attacking enemy aircraft or missiles or to nullify their effectiveness.   nullify以外にも英検1級の頻出単語があるので、 これらも一緒にチェックしていきます。   defensive measures(防衛手段)   attacking enemy aircraft(敵の攻撃機)   effectiveness(有効性)         『nullify』を使った例文3 The company nullified the contract unilaterally.   この例文には、nullify以外に2つ、 英検1級頻出の重要単語が入っています。 これらもついでにチェック!   contract(契約)   unilaterally(一方的に) ※unilateral(一方的)の形容詞形 uni(1つ)+later(側面)+al(形容詞化:〜な) 「片方の面からの」 → 「一方的な」           同じ語源&意味の『annul』も知るとラク! 『nullify』 と同じ語源(nul)で 成り立っている単語を知っていきましょう! nulに関する語彙が増えるうえ、より理解しやすくなります。   『nullify』と同じ意味&同じ語源(nul)の 『annul』を解説します!     『annul』の語源と意味 annul(無効にする) a(~の方へ)+nul(無の) 「無い方向にする」 「無効にする」「取り消す」         『annul』を使った3つの例文 『annul』を使った例文1 The contract was annulled.         『annul』を使った例文2 The dictator annulled the results of the general elections.   ここで2つ、英検1級でよく出題される 重要な単語が出てきたので紹介します。   dictator(独裁者) dictate(書きとらせる、命令する) dictator(命令する人 → 独裁者)   general election(総選挙)         『annul』を使った例文3 She sent her husband a clear signal that she wants to annul their marriage.   annul以外にも重要な単語が入っているので ついでにチェックしてみましょう。   send [人]a clear signal 人に明確な信号(合図/メッセージ)を送る =send a clear signal to [人]           同じ語源&意味の『annihilate』も知るとラク! 続いてもうひとつ、 『nullify』と同じ語源&同じ意味である 『annihilate』という単語を解説します。   これもあわせて覚えておくとラクできます。 いっしょにチェックしておきましょう!     『annihilate』の語源と意味 annihilate(全滅させる) a(〜の方へ)+nihil(無の)+late(動詞化:〜にする) 「無い方向にする」 「絶滅させる」「全滅させる」         『annihilate』を使った3つの例文 annihilateを使った例文1 The human race has enough weapons to annihilate itself.         annihilateを使った例文2 The government forces annihilated the enemy’s army.   ついでに……「government forces」も 英検1級に出題されやすいので見ていきます。   government forces government(政府の)+forces(軍隊)→「政府軍」         annihilateを使った例文3 Nuclear weapons may bring about the annihilation of human beings.   この例文に含まれる「bring about~」も 重要な熟語なのでついでにチェックしちゃいましょう。   bring about〜(〜をもたらす) bring〜(直接的にもたらす) bring about〜(間接的にもたらす) 「アマンダの不注意が事故をもたらした。」のという例の場合、間接的なので 「Amanda’s carelessness brought the accident.」ではなく、 「Amanda’s carelessness brought about the accident.」となります。           『nullify』はこんな例文で出題される! ここまでで『nullify』の成り立ちが理解できたでしょうか? 最後に、過去問を使って理解度を確認してみましょう!   実際の英検1級では、こんな感じで出題されます。     『nullify』の出題例(過去問より) David wanted to exchange his broken computer for a new one but was told by the store he had ( ? ) the warranty by trying to fix it himself.     ( ? )に入る単語は次のうちどれか。 【1】mortified 【2】verified 【3】gratified 【4】nullified           解答と解説 正解は【4】nullified(無効にした)となります。   デイビッドは壊れたコンピュータを新しいものと取り替えたいと思っていたが、自分で直そうとしたため、保証を無効にしてしまったと店から告げられた。     では他の選択肢の意味も確認してみましょう!       【1】mortified(恥をかかせた) この単語の語源は「mort」です。 「death」や「to die」と同じ「死」という意味になります。   mortify(語源:mort=死)の解説はこちら       【2】verified(検証した) 「ver-」は「true」や「real」と同じ 「真実の」という意味の語源です。   verify(語源:ver=真実の)の解説はこちら       【3】gratified(喜ばせた) 「grat」という語源は「pleasing」と同じで、 「喜ばしい」「楽しい」「ありがたい」という意味になります。   gratify(語源:grat=ありがたい)の解説はこちら       お疲れ様でした! それではまた。ファイトー!...
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