英検1級レベルの解説

イングリッシュ道場では授業外でも毎週、 生徒さんのレベルに合わせた問題と解説を メールやLINEでお送りしています。   このページでは、これまでに生徒さんに お送りしたメールやLINEの中から、 英検1級レベルの問題を一部ご紹介します。     問題1: profound / mint / anonymous / contentious 【問題】()に入る答えは1~4のうちどれか? As the motorcycle has been kept in a garage and hardly ever used over the past 10 years, it is in ( ) condition.   1. profound 2. mint 3. anonymous 4. contentious       この問題の解説 ︎mint:新品同然の、未使用の in mint condition: 「新品同然の状態で」覚えて!   mintはmoney と同じ語源で「硬貨を製造する」「造幣局」の意味で 「(製造されたばかりの硬貨のように) 新品同然の」の意味もある!       ここで問題! 【問題】()に入る答えは[profound / mint / anonymous / contentious]のうちどれか? A large amount of money was donated to the charity by ( ) donors.       【問題】()に入る答えは[a profound / a mint / an anonymous / a contentious]のうちどれか? The movie had such ( ) influence on Amanda that she wanted to be a director.       【問題】()に入る答えは[profound / mint / anonymous / contentious]のうちどれか? I don’t want to hang out with Paul because he is so ( ).       お疲れ様でした! それではまた。ファイトー!   他のレベルの問題と解説はこちら  ...
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gratifyの英語の意味は「grat」という語源で覚えよう!

イングリッシュ道場 講師の間宮隆量です。   英検1級レベルの単語『gratify』を ラクに覚えられるよう解説します!     この単語の語源は「grat」です。   「pleasing」と同じ意味で 「喜ばしい」「楽しい」「ありがたい」となります。     これを覚えておけば、 英単語の中に「grat」が入っているとき、 内容がだいたい予測できますね!       実際にどんな形で出題されるのか、 どんな意味でとらえれば解答できるのかを 具体的に見ていきましょう。         『gratify』を語源で覚えよう! さて、『gratify』は 「喜ばせる」「満足させる」といった意味になります。   これは語源で考えると、 「grat+ify」という2語で成り立っています。     語源で覚えよう! gratify grat(ありがたい)+ify(動詞化:~にする) 「ありがたく思わせる」 「喜ばせる」「満足させる」     gratification(名詞形) 「満足」     「+ify」以外の形もみていきましょう。     語源で覚えよう! grateful grat(ありがたい)+ful(形容詞) 「ありがたく思う」「感謝している」     否定形にすると↓   ungrateful 「ありがたく思わない」       語源で覚えよう! gratitude grat(ありがたい)+tude(名詞:~の状態) 「感謝の気持ち」     否定形にすると↓   ingratitude 「感謝しないこと」       語源で覚えよう! gratuity grat(ありがたい)+ity(名詞:~するもの) 「ありがたく思うこと」 「チップ(≒tip)」   tipの堅い表現です。 ありがたく思い、謝礼として料金とは別に支払うチップのこと。   「お心付けはご辞退申し上げます。」 No gratuities [gratuity] accepted. No tips accepted. No tipping.     形容詞形にすると↓   gratuitous ※gratuityの形容詞形 「無料の(古)」「無報酬の(古)」 「いわれのない」「根拠のない」   昔は「無料の」「見返りなしに贈られる」という意味で使われていました。 (見返りなしに何かを贈るべきではないという考え)   今は「いわれのない」「根拠のない」「理由なくされる」という意味で使われています。   gratisは「無料で」「ただで」という意味。       語源で覚えよう! ingratiate in(中に)+grat(ありがたい)+iate(動詞:~にする) 「相手の頭の中にありがたいと思わせる」 「気に入られるようにする」「取り入る」「機嫌をとる」     ingratiating(形容詞形) 「ご機嫌とりの」           『grat』を使った5つの例文 実際に出題される例文を見て練習してみましょう!     『gratuity』を使った例文 A 20% gratuity is customary and appreciated.     『gratitude』を使った例文 She expressed her gratitude for everyone that helped her.     『gratuitous』を使った例文 His criticism is quite gratuitous.     『ingratiate』を使った例文 Rob tried to ingratiate himself with his girlfriend by giving her a lot of presents.     『gratify』を使った例文 The book gratified my thirst for knowledge.       お疲れ様でした! それではまた。ファイトー!...
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verifyを語源で覚える! ver以降につづく英語の意味は予測できる

イングリッシュ道場 講師の間宮隆量です。   英検1級レベルの単語『verify』を ラクに覚えられるよう解説します!     この単語の語源は「ver」です。 「true」や「real」と同じ「真実の」という意味になります。     「ver=真実の」を覚えておけば、 verが先頭につく英単語を見かけたときに 内容がだいたい予測できますね!       実際にどんな形で出題されるのか、 どんな意味でとらえれば解答できるのかを 具体的に見ていきましょう!     『verify』を語源で覚えよう! さて、『verify』は 「証明する」「立証する」といった意味になります。   これは語源で考えると、 「ver+ify」という2語で成り立っています。     語源で覚えよう! verify ver(真実の)+ify(動詞化:~にする) 「真実であることを示す」 「証明する」「立証する」     verification(名詞形) 「証明」「立証」     verity(名詞形) 「真実さ」「心理」     veritable(形詞形) 「真実の」「正真正銘の」     very 「正真正銘の」「全くの」「まさにその」(形容詞形) 「非常に」(副詞形)         少し高度! verdict「評決」「意見」の覚え方 語源で覚えよう! verdict ver(真実の)+dict(言うこと=saying) 「真実を述べること」 「評決」「意見」     「dict」という語源が出てきましたが、 こちらも覚えておくといいので解説します。     語源で覚えよう! predict pre(前もって)+dict(言う) 「予測する」「予言する」     語源で覚えよう! contradict contra(反対に)+dict(言う) 「反論する」「矛盾する」     語源で覚えよう! indicate in(中に)+dic(言うこと)+ate(~にする) 「頭の中に言って示す」 「(暗に)示す」「指し示す」「指摘する」     語源で覚えよう! dictate dict(言うこと)+ate(~する) 「命令する」「書き取らせる」     dictation 「命令」「書き取り」     dictator 「独裁者」     dictatorship 「独裁政権」           『ver』を使った3つの例文 実際に出題される例文を見て練習してみましょう!     『verify』を使った例文 The allegations of the plaintiff were verified by the testimony of the witness.     『verdict』を使った例文 The judge handed down a verdict of not guilty.     『verification』を使った例文 There is no verification that this situation will be continued.       お疲れ様でした! それではまた。ファイトー!...
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mortifyの意味を語源で解説!「屈辱、禁欲」英検1級頻出単語

イングリッシュ道場 講師の間宮隆量です。   英検1級レベルの単語である『mortify』を カンタンに覚えられるように解説します!     この単語の語源は「mort」です。 「death」や「to die」と同じ「死」という意味になります。     「mort=死」さえ覚えておけば、 mortが変化した英単語がいろんな形で出てきても 内容がだいたい予測できますね!     物理的な死の他、精神的な死(恥をかかせるなど) の意味で使われることも多いです。   それでは実際にどんな形で出てくるのか、 どんな意味でとらえればいいのか、 具体的に見ていきましょう!     『mortify』を語源で覚えよう! さて、『mortify』は 「屈辱を与える(恥をかかせる)」 「禁欲する(抑制する)」といった意味になります。   語源で考えると、 「mort+ify」という2語で成り立っています。     語源で覚えよう! mortify mort(死)+ify(動詞化:~にする) 「死の苦しみを与える」 「屈辱を与える」「(肉体、欲望について)抑制する」「禁欲する」     mortification(名詞形) 「禁欲」「屈辱」     「+ify」以外の別の形もみていきましょう。   ひとつずつ暗記するのではなく、 「mortに●●をかけあわせているからこうなるんだ」 と語源で理解できるとラクです!         +al(形容詞化) 語源で覚えよう! mortal mort(死)+al(形容詞化) 「死の」「死に関する」「死ぬ運命にある人間の」「致命的な」     mortals 「(死ぬ運命にある)人間」     mortality(名詞形) 「死すべき運命」「死亡率(=mortality rate)」「人間」   ↑ 否定形で逆の意味になると ↓   語源で覚えよう! immortal im(~でない=in)+mort(死)+al(形容詞) 「不滅の」「不死の」「不死の人」「名声不朽の人」     immortality(名詞形) 「不死」「不朽(の名作)」         +cian(人) 語源で覚えよう! mortician mort(死)+cian(人) 「死を扱う専門家」 「葬儀屋」         +gage(質入れ、担保) 語源で覚えよう! mortgage mort(死)+gage(質入れ、担保=pledge) 「死んだときに備える担保」 「抵当(に入れる)」「(抵当権付き)住宅ローン」         超上級編 語源で覚えよう! morgue mor(死) 「死体安置所」≒mortuary   「mortuary」はmort(死)+ary(場所)で 「死体安置所」「葬儀場」という意味です。     語源で覚えよう! postmortem post(後=after)+mort(死) 「(遺体を検査して死因を調べる)検死」「死体解剖」「死後の」     語源で覚えよう! moribund mori(死) 「瀕死の」≒dying           『mort』を使った5つの例文 実際に出題される例文を見て練習してみましょう!     『mortify』を使った例文 She was mortified to learn that her proposal had been rejected.     『mortality』を使った例文 Ebola victims have a mortality rate of up to 90 percent.     『morticians』を使った例文 Most morticians work in funeral homes.     『mortgage』を使った例文 She applied for a mortgage at a bank.     『moribund』を使った例文 The patient was moribund.       お疲れ様でした! それではまた。ファイトー!...
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nullify(無効にする)の意味を語源で解説!「annul」や「nihil(ニヒル)」との関係にも注目!

イングリッシュ道場 講師の間宮隆量です。     『nullify』は、英検1級の頻出単語です。 「無効にする」「取り消す」という意味です。   英検1級以外では出にくく、 「知らない単語であること前提」で扱われます。     そんな難しいイメージの単語ですが、 語源で考えれば実はカンタンに覚えられます!   記憶の負担にならないので、 このページでさくっとマスターして、 試験でも安心して答えられるようにしちゃいましょう!     『nullify』を語源で覚えよう! さて、『nullify』は 「無効にする」「取り消す」という意味でしたね。   語源で考えると、 「null+ify」という2語で成り立っています。     語源で覚えよう! nullify null(無の、何もない)+ify(動詞化:~にする) 「無効にする」「取り消す」     「null」は 「non(無の)」や 「not any(ゼロの、なにもない)」 と同じだと覚えておくといいですね!     ちなみに、影のあるカッコいい人を 「ニヒルな人」と言いますよね。   この「nihil(ニヒル)」も実は「null」から来ているんです。   (和製英語ではカッコいいポジティブな意味ですが、 本来の英語では「無感情で冷淡な人」という ネガティブなニュアンスになるので注意が必要です)           『nullify』を使った3つの例文 (※太字は英検1級頻出単語です。)     『nullify』を使った例文1 The teacher who was given disciplinary dismissal filed suit to nullify the action, but the plaintiff lost the case in the Supreme Court.   この例文は、文法は複雑ではありませんが、 nullify以外にも英検1級の頻出単語が4つ入っています。 重要なのでついでにチェックしていきましょう!   disciplinary(規律の、訓練の、懲戒的な) ※disciplineの形容詞形 (集団、組織における行動の)規律 (精神修養の)訓練 (訓練のための)罰 disciplinary action(懲戒処分) disciplinary dismissal(懲戒免職)   file(ファイル、書類とじ)(提出する)(申し立てる) (書類を)綴じ込む、保管する、提出する (苦情、請求、要求、訴えを書き込んだ書類を)提出する→申し立てる、訴訟する file suit(訴訟を起こす)   plaintiff(原告)=accuser(原告) 【対義語】defendant(被告)=accused(被告)   Supreme Court(最高裁判所) supreme(最高の)+court(裁判所)         『nullify』を使った例文2 The defensive measures were designed to destroy attacking enemy aircraft or missiles or to nullify their effectiveness.   nullify以外にも英検1級の頻出単語があるので、 これらも一緒にチェックしていきます。   defensive measures(防衛手段)   attacking enemy aircraft(敵の攻撃機)   effectiveness(有効性)         『nullify』を使った例文3 The company nullified the contract unilaterally.   この例文には、nullify以外に2つ、 英検1級頻出の重要単語が入っています。 これらもついでにチェック!   contract(契約)   unilaterally(一方的に) ※unilateral(一方的)の形容詞形 uni(1つ)+later(側面)+al(形容詞化:〜な) 「片方の面からの」 → 「一方的な」           同じ語源&意味の『annul』も知るとラク! 『nullify』 と同じ語源(nul)で 成り立っている単語を知っていきましょう! nulに関する語彙が増えるうえ、より理解しやすくなります。   『nullify』と同じ意味&同じ語源(nul)の 『annul』を解説します!     『annul』の語源と意味 annul(無効にする) a(~の方へ)+nul(無の) 「無い方向にする」 「無効にする」「取り消す」         『annul』を使った3つの例文 『annul』を使った例文1 The contract was annulled.         『annul』を使った例文2 The dictator annulled the results of the general elections.   ここで2つ、英検1級でよく出題される 重要な単語が出てきたので紹介します。   dictator(独裁者) dictate(書きとらせる、命令する) dictator(命令する人 → 独裁者)   general election(総選挙)         『annul』を使った例文3 She sent her husband a clear signal that she wants to annul their marriage.   annul以外にも重要な単語が入っているので ついでにチェックしてみましょう。   send [人]a clear signal 人に明確な信号(合図/メッセージ)を送る =send a clear signal to [人]           同じ語源&意味の『annihilate』も知るとラク! 続いてもうひとつ、 『nullify』と同じ語源&同じ意味である 『annihilate』という単語を解説します。   これもあわせて覚えておくとラクできます。 いっしょにチェックしておきましょう!     『annihilate』の語源と意味 annihilate(全滅させる) a(〜の方へ)+nihil(無の)+late(動詞化:〜にする) 「無い方向にする」 「絶滅させる」「全滅させる」         『annihilate』を使った3つの例文 annihilateを使った例文1 The human race has enough weapons to annihilate itself.         annihilateを使った例文2 The government forces annihilated the enemy’s army.   ついでに……「government forces」も 英検1級に出題されやすいので見ていきます。   government forces government(政府の)+forces(軍隊)→「政府軍」         annihilateを使った例文3 Nuclear weapons may bring about the annihilation of human beings.   この例文に含まれる「bring about~」も 重要な熟語なのでついでにチェックしちゃいましょう。   bring about〜(〜をもたらす) bring〜(直接的にもたらす) bring about〜(間接的にもたらす) 「アマンダの不注意が事故をもたらした。」のという例の場合、間接的なので 「Amanda’s carelessness brought the accident.」ではなく、 「Amanda’s carelessness brought about the accident.」となります。           『nullify』はこんな例文で出題される! ここまでで『nullify』の成り立ちが理解できたでしょうか? 最後に、過去問を使って理解度を確認してみましょう!   実際の英検1級では、こんな感じで出題されます。     『nullify』の出題例(過去問より) David wanted to exchange his broken computer for a new one but was told by the store he had ( ? ) the warranty by trying to fix it himself.     ( ? )に入る単語は次のうちどれか。 【1】mortified 【2】verified 【3】gratified 【4】nullified           解答と解説 正解は【4】nullified(無効にした)となります。   デイビッドは壊れたコンピュータを新しいものと取り替えたいと思っていたが、自分で直そうとしたため、保証を無効にしてしまったと店から告げられた。     では他の選択肢の意味も確認してみましょう!       【1】mortified(恥をかかせた) この単語の語源は「mort」です。 「death」や「to die」と同じ「死」という意味になります。   mortify(語源:mort=死)の解説はこちら       【2】verified(検証した) 「ver-」は「true」や「real」と同じ 「真実の」という意味の語源です。   verify(語源:ver=真実の)の解説はこちら       【3】gratified(喜ばせた) 「grat」という語源は「pleasing」と同じで、 「喜ばしい」「楽しい」「ありがたい」という意味になります。   gratify(語源:grat=ありがたい)の解説はこちら       お疲れ様でした! それではまた。ファイトー!...
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