イングリッシュ道場では授業外でも毎週、
生徒さんのレベルに合わせた問題と解説を
メールやLINEでお送りしています。
このページでは、これまでに生徒さんに
お送りしたメールやLINEの中から、
英検2級レベルの問題を一部ご紹介します。
問題1: gradually / consequently / electronically / previously
- 【問題】()に入る答えは1~4のうちどれか?
-
A: Thank you for coming to this job interview, Mr. Phillips.
Could you tell us about your work experience?
B: Yes. I ( ) worked at Miller Steel.
I was the sales manager there for five years.
1. gradually
2. consequently
3. electronically
4. previously
この問題の解説
正解である previously は、「以前に」という【副詞】です。
【形容詞】だと、previous「以前の」になります。
形容詞「~な」「~の」+ly
=副詞「~に」
pre のカンタンな覚え方を紹介!
prepaid card「プリペイドカード」は、
前もってお金を支払ってしまったカード、という意味だから
pre=「前の」と覚えてー!
pre だけで今回の問題の答えは4だと推測できる!
他の選択肢の解説
1. gradually「徐々に」
- 語源で覚えよう!
-
gradually
-
gradu(「段階」=grade)+ally(副詞「~に」)
-
「段階的に」
-
「徐々に」「ゆっくり」
grade「学年」「段階」=「レベル」「級」
ちなみに「英検2級」は英語で Eiken Grade 2です。
2. consequently「その結果」
【名詞】consequence「結果」
【形容詞】consequent「結果の」
【副詞】consequently「その結果」
- 語源で覚えよう!
-
consequence
-
con(「共に」)+sequence(「連続」「シーケンス」)
-
「ある事が起きて、その連続として共に起こる結果」
3. electronically「電子的に」
「電子メールで」や「電子装置で」という意味で使われます。
electronic「電子の」
「Eメール」は electronic mail「電子メール」の略です。
問題2: surface / bargain / element / loan
- 【問題】()に入る答えは1~4のうちどれか?
-
The book said that communication was an important ( ) of marriage.
The book said that it is a basic part of every relationship.
1. surface
2. bargain
3. element
4. loan
この問題の解説
an important element「重要な要素」
element のもとの意味は
「自然界を構成する基本的要素(土、空気、火、水)」!
そこから「最も重要な要素」という意味に転じました。
【形容詞系】
elementary「初歩的な」
→「基本的な要素の」
an elementary school「小学校」
他の選択肢の解説
1. surface「表面」「外見」
sur「上の」を覚えるとラクです!
- 語源で覚えよう!
-
surface
-
sur(上の)+face(顔)
-
「顔の上」
-
「表面」「外見」
他にも、sur が使われた英単語にはこんなものがあります。
- 語源で覚えよう!
-
surname
-
sur(上の)+name(名前)
-
「名前の上にあるもの」
-
「名字(=family name)」
- 語源で覚えよう!
-
survey
-
sur(上の)+vey(見る)
-
「上から見る」
-
「調査する」
2. bargain「バーゲン品(格安品)」「契約」
本来は「値切る」という意味!
「値切られた商品」→「バーゲン品(格安品)」
というわけです。
「値切って行う」→「取引」「契約」
4. loan「貸す」「貸付」「融資」
「銀行ローン」と言いますが、
これも「銀行が“貸す”」からです。
問題3:illusion / agreement / origin / essence
- 【問題】()に入る答えは1~4のうちどれか?
-
The two companies had many discussions about building a new factory together.
They finally came to an ( ) that they would each pay half of the cost.
1. illusion
2. agreement
3. origin
4. essence
この問題の解説
agreement は「合意」「賛成」の意味です。
【動詞】
agree「合意する」「賛成する」
come to an agreement
=reach an agreement
「合意に達する」
他の選択肢の解説
1. illusion「幻想」「錯覚」
【ラテン語】ledere
「遊ぶ」→「遊ばれること」→「錯覚を抱くこと」
【日本語】イリュージョン(illusion)
マジックショーのイメージで、錯覚を利用した、幻想的な見せ場のこと。
have an illusion that S+V
「SがVするという幻想を抱いている」
で覚えましょうー!
3. origin「起源」
【形容詞】original
「オリジナルの」「最初の」から考えると早いです!
original は「独創的な」という意味合いでよく出題されます!
「最初の」→「最初に考えられた」→「他と違って新鮮で面白い」→「独創的な」
originality「独創性」
4. essence「本質」
( 欠くことのできない、最も重要な根本の性質)
「バニラエッセンス」がヒントになります。
バニラの果実からとった香料(本質的なところ)という意味ですね!
essential「本質的な」「絶対必要な」「重要な」
問題4: complained / breathed / fascinated / united
- 【問題】()に入る答えは1~4のうちどれか?
-
In 1964, the African countries of Tanganyika and Zanzibar ( ) to form a single country, which is now called Tanzania.
1. complained
2. breathed
3. fascinated
4. united
この問題の解説
unite「統合する」「一つにする」
uni「1つ」を覚えよう!
- unique
-
「1つの」「1つしかない」
→「独特な」「ユニークな」
- 語源で覚えよう!
-
uniform
-
uni(1つ)+form(形)
-
「(1つにそろえた)ユニフォーム」「制服」
- 語源で覚えよう!
-
unite
-
uni(1つ)+ite(動詞)
-
「1つにする」「統合する」
「アメリカ合衆国」
the United States of America
→アメリカという統合された州(50州を1つにまとめた国家)
他の選択肢の解説
1. complain「不平を言う」
日本語の「クレームを言う」に相当するのが complain!
(英語の claim は「主張する」という意味なので、
実はちょっとニュアンスが違います)
complain that S+V
「SはVだと不平を言う」
complain about/of 事柄
「事柄に不平を言う」
この2通りをぜひ覚えてー!
2. breathe「息をする」「呼吸する」
ブレスケア(breath care)のブレス(breath)は息のこと。
息のケアをして、くさい臭いがしなくなるカプセルのこと。
その動詞形が breathe で、
「息をする」「呼吸する」となります。
3. fascinate「魅了する」「虜にする」
もともとは「魔法をかける」という意味でした!
be fascinated by ~
「~に魅了される」
fascinating
「(人を魅了するほど)魅力的な」
問題5: sympathize / betray / concentrate / persuade
- 【問題】()に入る答えは1~4のうちどれか?
-
When Mary had her car stolen, John could ( ) with her because the same thing had happened to him once.
1. sympathize
2. betray
3. concentrate
4. persuade
この問題の解説
人+have+物+動詞過去分詞
「人が物を~される(被害)」
Mary had her car stolen.
「メアリーは自分の車を盗まれた。」
sympathize は「同情する」です。
- 語源で覚えよう!
-
sympathize
-
sympathy(同情)+ize(動詞「~する」)
-
「同情する」
pathy は「感情」と覚えておきましょう!
- 語源で覚えよう!
-
sympathy
-
sym(共に)+pathy(感情)
-
「共感」「同情」
- 語源で覚えよう!
-
antipathy
-
anti(反対、アンチ)+pathy(感情)
-
「反感」「嫌悪」
他の選択肢の解説
2. betray「裏切る」
- 語源で覚えよう!
-
betray
-
be(強意)+tray(トレイ、皿→皿に載せて引き渡す)
-
「大切なものを相手に引き渡す」
-
「裏切る」
tradition「伝統」=「後世に引き渡されたもの」も、
同じ語源の「trad=引き渡す」が使われています。
3. concentrate「集中する」
このスペルの中から、
centr=center「中心」を見つけよう!
- 語源で覚えよう!
-
concentrate
-
con(共に)+centr(中心)+ate(動詞「~になる」)
-
「気持ちが一緒に中心に向かう」
-
「集中する」
concentrate on ~
「~に集中する」
4. persuade「説得する」
- 語源で覚えよう!
-
persuade
-
per(完全に=perfect)+suade(=sweet:甘い言葉でその気にさせる)
-
「説得する」「口説く」
準1級にも出る上級単語です!
- 語源で覚えよう!
-
dissuade
-
dis(否定)+suade(その気にさせる)
-
「説得してやめさせる」
問題6: text / sum / era / fuel
- 【問題】()に入る答えは1~4のうちどれか?
-
Denise used her computer to calculate the ( ) of all the money she had spent in March.
The total was over $1,000.
1. text
2. sum
3. era
4. fuel
この問題の解説
sum は「合計」「総計」の意味です。
「カタマリ」のイメージ。
「お金のカタマリ」→「金額、合計」
語源として、sum=「1番高い」
を覚えましょうー!
summit「1番高い所」→「頂上」
sum「1番高くかき集める」→「合計する」「合計」
up をつけると「要約する」になります。
sum up=summarize「要約する」
summary「要約」
他の選択肢の解説
1. text「本文」「メールを打つ」
日本語で「テキスト」は textbook(教科書)ですが、
英語の「テキスト(text)」は、「本文」「原文」という意味!
「本文を書く」→「メールのメッセージを打つ」
3. era「時代」
the Meiji era「明治時代」
the coming era「来るべき時代」
the era of space travel「宇宙旅行の時代」
4. fuel「燃料」
fossil fuel「化石燃料」
(石油、天然ガス、石炭など)
これはエネルギー問題を扱う長文問題でよく出ます!
add fuel to the fire
=add fuel to the flames
「火に油を注ぐ」「感情をあおる」
↑
これも覚えましょう!
問題7: shortening / observing / exporting / decorating
- 【問題】()に入る答えは1~4のうちどれか?
-
Mark started a coffee farm in Hawaii.
He was not able to sell many coffee beans in Hawaii, but he has made a lot of money since he started ( ) them to other countries.
1. shortening
2. observing
3. exporting
4. decorating
この問題の解説
export は「輸出する」です。
port「港」
Kobe Port「神戸港」
- 語源で覚えよう!
-
export
-
ex(外に)+port(港)
-
「港の外に商品を出す」
-
「輸出」「輸出する」
- 語源で覚えよう!
-
import
-
im(中に)+port(港)
-
「港の中に商品を入れる」
-
「輸入する」「輸入」
- 語源で覚えよう!
-
transport
-
trans(超えて)+port(港)
-
「港を超えて運ぶ」
-
「輸送」「輸送する」
他の選択肢の解説
1. shorten「短くする」
en「~にする(動詞:~になる)」
short(短い)+en
→ shorten「短くする」
length(長さ:longの名詞形)+en
→ lengthen「長くする」
height(高さ:highの名詞形)+en
→ heighten「高くする」
en+rich(豊かな)
→ enrich「豊かにする」
2. observe「観察する」「気付く」「述べる」「従う」
「じーっと見る」というのが本質です。
「じーっと見る」=「観察する」
「じーっと見ると」→「気付く」
「気づくと」→「気づいたことを述べる」
「規則をじーっと見て」→「規則に従う」
4. decorate「~を飾る」
【日本語】
デコレーションケーキ(decorated cake)
果物、クリームやチョコレートで飾られたケーキのこと!
【英語では】
decorated cake または fancy cake
と表現します。
問題8: come / stand / go / drop
- 【問題】()に入る答えは1~4のうちどれか?
-
Ralph has a large stamp collection.
Some of his stamps are very hard to ( ) by, so they are worth a lot of money.
1. come
2. stand
3. go
4. drop
この問題の解説
come by で「手に入れる」となります。
by「そばに」
- 語源で覚えよう!
-
come by
-
come(やって来る)+by(そばに)
-
「そばにやって来る」
-
「手に入る」
他の選択肢の解説
2. stand by「味方する」「傍観する」「待機する」
stand(立つ)+by(そばに)→「そばに立つ」
心理的にそばに立つ→「味方する」
物理的にそばに立っているだけ→「傍観する」
物理的にそばに立って待つ→「待機する(スタンバイする)」
3. go by「通り過ぎる」「経過する」
go(行く)+by(そばを)→「そばを通る」
物理的に→「そばを通る」「通り過ぎる」
時間→「過ぎ去る」「経過する」
4. drop by「立ち寄る」
drop は「しずく」「(しずくが)落ちる」という意味です。
drop(落ちる)+by(そばに)
→そばに落ちて来る
→不意に短い時間訪れる
→「立ち寄る」
熟語はそれぞれの単語の意味を考えればわかってきます!
ファイトー!
問題9: anything / nothing / everything / something
- 【問題】()に入る答えは1~4のうちどれか?
-
George took the train into town to visit the art museum, but it was closed.
He was disappointed at having traveled all that way for ( ) .
1. anything
2. nothing
3. everything
4. something
この問題の解説
for nothing「無駄に」
=in vain
for nothing「無料で」
=for free / free of charge
for(ために)nothing(何もない)
→ ~のためにやっても何にもならない
→「無駄に」
for(交換に)nothing(無、ゼロ)
→ 何も無いものと交換で
→「無料で」
exchange A for B
「AをBと交換する」
You can have this book for nothing.
「この本をただであげるよ。」
他の選択肢の解説
1. for anything
否定文「何をもらっても決して~しない」
I won’t go with you for anything.
「絶対君と一緒には行かない。」
3. for everything「全てにおいて」
この言い方は、次の例文以外ではあまり使われません。
Thank you for everything.
「いろいろありがとう。」
4. for something「何かのために」
これは熟語ではありません。
for nothing だけしっかり覚えてくださいね~!
問題10: do away with / fit in with / get used to / give rise to
- 【問題】()に入る答えは1~4のうちどれか?
-
The school is going to ( ) the old system of exams.
Instead, students will be required to write a report at the end of each term.
1. do away with
2. fit in with
3. get used to
4. give rise to
この問題の解説
do away with ~
「~を廃止する」「~をやめる」
do(する)+away(遠くへ、離れて)+with~(~と)
→ ~から遠くへ離れてする
→ ~をなくしてすます
→「廃止する」=abolish
これらとも同じ意味になります!
↓
やめる= discontinue
捨てる= throw away
処分する= get rid of
instead「代わりに」
require~「~を要求する」「~を必要とする」
be required to V「Vすることを要求されている」
term「学期」「期間」
他の選択肢の解説
2. fit in with ~
「~に適合する」「~にうまく合わせる」
fit(フィットする、大きさが合う)+in(~の中に)+with(~と)
→ ~とは中に入れてもいいくらいにフィットする
→「~に適合する」「~にうまく合う」
I don’t fit in with your friends.
「君の友達とは合わない。」
3. get used to~「~に慣れる」
=get accustomed to~
be used to~「~に慣れている」
=be accustomed to~
to は前置詞なので、
to+名詞、または、動詞ing形です!
You should get used to using a smartphone.
「スマホを使うのに慣れなきゃね。」
4. give rise to~
「~を生み出す」「~を引き起こす」
=cause, bring about
give(与える)+rise(上がること→高まること)+to(~に)
→ ~に高まりを与える
→「~を生み出す」「~を引き起こす」
原因+give rise to+結果
で覚えてー!
Such a terrible plan will give rise to a lot of problems.
「そんなひどい計画は、たくさんの問題を引き起こしてしまうだろう。」
お疲れ様でした!
それではまた。ファイトー!
- 暗記しない勉強法で、効率的に英語を身につけませんか?
-
イングリッシュ道場では無料体験入学を行っております。
その他のご相談も、メールやお電話でお気軽にどうぞ!
こちらの電話番号からおかけいただけます。
090-9122-5964
受付時間: AM 10:00 ~ PM 10:00
お休み:木曜日(※土曜、日曜、祝日もレッスンあります!)
English道場 講師:間宮 隆量(まみや たかかず)
イングリッシュ道場は、一人一人に寄り添う個別指導の英語塾です。